東京都荻窪にある三味線教室「藤本流三味線教室」です。一緒に三味線をはじめてみませんか。
次の「違う音」を弾くギリギリ直前まで、前の勘所に左手指を置いておくのが原則です。
休符であっても左手指を放しません。
たくさん練習すると出来る棹のギザギザを「カンベリ」と呼びます。
「カンベリ」はある程度深くなったら、棹の表面を薄く削って、平らな状態にします。
通常譜面に書いてある「本手」に対して合うように作られた別の旋律のことで、合奏の中では一人だけが演奏します。
「本手」の裏拍を打ったり、オクターブ上や下に抜けて、より演奏を華やかに演出します。
「替手」と似ていますが、カセ(ギターのカポタストと類似)をかけた三味線を用います。
棹の長さが約3分の2になりますので、少々慣れは要りますが、基本的に1オクターブ上で旋律が動くため、「替手」よりも一層華やかになります。
異なる弦で同じ音の高さが出る勘所を使って、調弦(チューニング)することです。
本調子の場合、第1弦の「4」を押さえて打1弦を鳴らし、続いて第2弦を開放で鳴らして、この2つの音が一致するように糸巻きで調節します。
第3弦は、第2弦に対して完全五度上にチューニングします。第2弦の「6」を押さえて第2弦を鳴らし、先程同様に第3弦の開放弦の音程がこの音になるように調節します。
普段調子笛を使って調弦(チューニング)している方でも、異弦同音を使って調弦されることをお奨めします。このようにすると、同じ音程が出ているはずなのに、第1弦と第2弦でずいぶん音色が違うことに気が付きます。糸の太さも違いますし、サワリの付き方も違うため、弦ごとに大きく音色が違ってくるのです。