東京都荻窪にある三味線教室「藤本流三味線教室」です。一緒に三味線をはじめてみませんか。
三味線の棹は、通常3つに分解することができます。
分解した所
中木の部分はいつもは三味線の胴の中に入っています。
持ち運び用に分解する時は胴と下棹は離さず上棹、中棹、下棹+胴の3つに分解します。
三味線を分解した場合、この接合部分(ほぞ)が、最も壊れやすい箇所になります。
「仮継ぎ」という接合部分(ほぞ)を保護するものがあります。
接合部分(ほぞ)が非常に華奢に作られていますので「ほぞ」に差し込んで保護するのが仮継ぎの役目です。
接合部分(ほぞ)は4箇所ありますので、それぞれ丁寧に仮継ぎを組み合わせます。
仮継ぎが無い時は、プチプチの梱包材などがあれば最適ですが、このほぞの部分を、しわくちゃにした新聞紙で数回巻きます。その上からいらなくなった靴下を履かせます。その上から輪ゴムで止めると良いでしょう。