弾き方
(一)構え方
- 胴は右足の付け根と膝の中間に置きます。
- 右腕は、胴の中間くらいに乗せます。
- 三味線の傾きは天神が目線の高さで、胴を上から見たとき三本の糸が一本に見えるのが一番良い姿勢です。
(二)撥の持ち方
- 小指と薬指で才尻をしっかりと握り、親指を「開き」の部分から計って2.5cmから3cm位のところに当てます。
- 小指、薬指、親指で撥を固定させます。
- 中指と人差し指は撥に添える程度にし、皮に当てるとき全部の指に力を入れます。また、手首は十分曲げます。
(三)撥の当て方
- 撥皮の部分に撥を当てます。撥があたって止まったときの形が、撥先の開きの部分が糸に対して直角になるように当てます。
(四)糸のおさえ方
- 三味線の糸は爪で押さえます。爪といっても爪の背が当たるくらいまで曲げた形が良い。
(五)ツボ(勘所)
- ツボとは音を出す位置で、文化符では数字で表します。
- 三味線は吹奏楽器などと違い、音の出るのは撥が糸にあたった瞬間が最大で、すぐに消えてしまいます。また指を離せば完全に余韻もなくなってしまいます。
構え方、撥の持ち方、糸の押さえ方などなど……。
書いてあると簡単そうだけど、実際自分がやってみると、
「あれれっ?」
……大丈夫。練習していくと、だんだんに出来てきますよ!