東京都荻窪にある三味線教室「藤本流三味線教室」です。一緒に三味線をはじめてみませんか。
三味線の皮の種類は、猫皮(よつ)、犬皮(けんぴ)、合成皮の三種類です。
皮は餅米の粉のような物をねったもので、胴に貼り付けます。皮が破けるギリギリのところまで引っ張り、貼り付けるのが、良い音のする三味線の秘訣で、少しでも引っ張りが甘いと、とても音が悪くなります。
そして、ほぼ限界まで引っ張るため、とても破けやすく、糊は水溶性のため湿気で糊が緩み、簡単に剥がれてしまいます。
青黒檀材 | 木材の中では硬い素材と滑らかな木あじから、象牙に次ぐ高級品。 この木を芯に表面を三味線と同材の紅木材を加工して張り合わせて作った、紅木張りというものもあります。削り粉が青みがかっているので、こう呼びます。 |
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黒檀材 | 硬く、値段も手頃なことから、主に普及品以上のものに用いられます。 |
縞黒檀材 | 独特の木目を持ち、物によってはとても美しい。ただ、他の材料に比べて木が柔らかいため、頻繁に削り直し(合わせ直し)が必要。お稽古用などに使用。 |
その他 | アクリル製、象牙調プラスチック、セラミック製など。 |
糸は一般的に絹糸でできた物を使用します。
練習用に切れづらい、ナイロンやテトロン糸も使います。
皮と糸の間に挟んで使用します。その材質は象牙、骨、竹、紅木、桑の木、セラミック、プラスチックと様々な素材でできています。また、その材質で音質が変わります。
小唄を除き、ほぼ全てのジャンルで撥(バチ)を用いて演奏します。
大きさや、重さも様々で、その人の手に応じた撥を使う場合と、流派によって決められている場合もあります。また、材質も樫の木、つげの木、プラスチック、べっ甲、水獣の角、象牙と様々です。